「ユーザー獲得&ユーザビリティ向上のための画面設計のコツ」タイトル

2010年5月 通販新聞社 月刊「ネット販売」連載記事バックナンバー

携帯電話を「通販ツール」に進化させるプロフェッショナル育成講座 タイトル ビジネス感度を高めで受講のこと

連載◆63時間目
「ユーザー獲得&ユーザビリティ向上のための画面設計のコツ」

皆さんこんにちは。飯野です。先日、とある地方紙を読んでいたら、10代向けの投稿コーナーがありました。そこには、アイドルの似顔絵や文通相手を求めるハガキが掲載されており、昔と変わらない無邪気な10代の姿がありました。最近のメディアでは、10代といえば携帯で1日数十通のメールを打ち、メモリー登録は100件以上、二人に一人がSNSを利用…という風に、携帯ばかり使っているように語られることが多いですが、このようなアナログ文化もまだまだ残っているようです。案外、我々の方が「10代は携帯」と決めつけているのかもしれません。彼らには選択肢が多いというだけのこと。10代へ訴求する方法として携帯は有効ですが、何でも携帯にすれば良いという訳ではなく、彼らに選択してもらえるコンテンツを作ることが重要なのです。

そのためにはとにかくサイトを使いやすくすること。という訳で、今回も携帯の画面設計のコツや便利な機能を一緒に勉強していきましょう。



QRコードで友達に教える

QRコードは、紙媒体に広告を出すときだけに使うものだと思っていませんか?手軽にサイトへアクセスできるQRコードは、サイト上でも表示して使うことができます。図1を見てください。お馴染みの「友達に紹介」ページの一種ですが、QRコードが表示されるようになっています。「友達に紹介」でよくあるのがメールを立ち上げる機能ですが、メールだと宛先の入力や送受信の手間がかかります。友達と話しているときなどに、「このサイト見てよ」となることがあると思いますが、そんなときいちいちメールのやり取りを行うのは面倒ですね。図1のようにQRコードが表示されれば、これを友達に見せて即アクセスしてもらうことができ、新規ユーザー獲得の機会を逃しません。従来のメールを立ち上げる機能にプラスしてみてはいかがでしょうか。

QRコードで友達に紹介、メルマガ登録への誘導

メルマガ登録を勧めるタイミング

よく、トップページの上の方に「メルマガ登録はこちら!」などとリンクを出しているサイトがありますが、何の前触れもなくメルマガ登録を勧められて、登録するユーザーが果たしているでしょうか。登録数を増やしたいのはわかりますが、やみくもにリンクを出しても効果は得られません。ユーザーが登録したくなるタイミングを狙って、登録へ誘導することが重要です。図2を見てください。これはファッションサイトの入荷情報ページです。このサイトでは新着アイテムの人気が高く、入荷情報は毎日のように更新されています。ユーザーはその入荷情報を見た後に、メルマガ登録へ誘導されるようになっています。この入荷情報ページを見たユーザーは、入荷情報が欲しいと思っているはず。これがベストなタイミングです。皆さんのサイトは、ベストなタイミングで誘導できているでしょうか。トップページで唐突にリンクを出したり、リンクが下の方の事務的なメニューの中に埋もれたりしていませんか?これはメルマガ登録だけでなく、会員登録やプレゼント応募など、他の動作にも当てはまります。

ここから登録してくれたユーザーにメルマガを配信するときに注意しなくてはならないのは、あくまでも入荷情報が中心のメルマガを送るようにすることです。ここで全く別の話題のメルマガを送ってしまうと、メルマガを解除されてしまう恐れがあります。

「次へ」誘導できていますか?

よく作りこまれているサイトでもなかなかできていないのが、「次へ」というリンクの使い方です。「次へ」というリンクを使用する機会は2種類あると思います。一つは、情報が1ページに収まらない時に続きを見せるために「次へ」とする場合。もう一つは、一つ目の製品詳細から二つ目の製品詳細へ遷移するときなど、関連する別のページへ進ませる場合です。前者はどのサイトでも行っていると思いますが、後者が出来ていないサイトが意外と多いのです。つまり、図3のようなことが出来ていないのです。

この「関連する別のページへの『次へ』」がないと、次を見たいと思う度に前のページへ戻らなくてはなりません。この現象は、複数ある商品画像や商品レビューを1ページずつ見ていくときなど、色々な場面で当てはまります。皆さんも、普段サイトを使っていて「ここに『次へ』があったら良いのに」と思うことはありませんか?それが重なるとけっこうなストレスになるものです。

「次へ」リンクの出し方

さらに、「次へ」リンクは「#」や「3」をショートカットキー(リンクを押さなくても携帯の数字キーを押すことで遷移できる)として設定しておくと便利です。



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飯野勝弘プロフィール

飯野勝弘プロフィール

日本IBM㈱にて法人営業後、大手通販会社の通販部門責任者を経て、 ㈱MTI(ジャスダック上場企業)執行役員モバイルコンテンツ事業部長として、公式コンテンツ300サイト以上の立ち上げを経験。現在㈱モバイルコマース代表取締役として、全国の通販企業の携帯サイトコンサルティング業務を行う。
主業務に携帯サイトの設計企画、3キャリアへの公式承認代行(完全成功報酬制)、サイト開発、運営、売上UPコンサルティング、セミナー等 幅広く活動中。毎月4キャリア(ドコモ・KDDI・ソフトバンク・ウイルコム)へ通販企業様の公式サイト提案を行っている。数社のIT企業役員も兼務。


連絡先:東京都世田谷区用賀2-38-14 青木ビル 4階
電話03-3700-5259



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