「こうすれば売れる!携帯サイトの見せ方(6)-ユーザーを逃がさないトップページ-」タイトル

2008年10月 通販新聞社 月刊「ネット販売」連載記事バックナンバー

携帯電話を「通販ツール」に進化させるプロフェッショナル育成講座 タイトル ビジネス感度を高めで受講のこと

連載◆44時間目
「こうすれば売れる!携帯サイトの見せ方(6)-ユーザーを逃がさないトップページ-」

皆さんこんにちは、飯野です。これまで携帯サイトの様々なポイントをご紹介してきましたが、いよいよ自社サイトをオープンされるという方もいるのではないでしょうか?今回はそんな方のために、携帯サイトで最も重要なトップページの見せ方について説明していきます。どんなに中身が使いやすいサイトにしても、トップページを見ただけで離脱されては意味がありません。一度アクセスしたユーザーを逃さない、効果的なトップページの作り方を考えていきたいと思います。



サイトのジャンルに合ったトップページの見せ方

最近の携帯ショッピングサイトは、数年前と比べると、端末の進歩もあってとにかく文字が細かく画像が多く、派手になったという印象があります。しかし、成功している全てのサイトがそうかというと必ずしもそうではありません。サイトの使われ方やターゲットによって、過剰なくらい派手だったりむしろシンプルだったりと、それぞれ工夫されています。まずは自社の競合サイトがどんなトップページにしているか、また実際に使ってみて使い勝手はどうか、研究してみて自社サイトに活かしてください。次にいくつか例を紹介していきます。

テレビショッピング・・・徹底的にテレビと連動、「リアルタイム」がカギ
連日放映されているテレビショッピングも、ほとんどが携帯サイトを持っています。例1のサイトはその代表的な例で、テレビを見ながら携帯でショッピングするユーザーを想定して作られています。トップページに表示するおすすめ・お買い得商品を日替わりで変え、放送中の商品は一日に何度も変わります。リアルタイムで変わることがポイントです。これはコアなユーザーでなくとも、つい一日に何回もアクセスしてしまう仕掛けです。それだけでなく、放送したばかりの商品、番組表からの商品検索・・・と、徹底してテレビと連動しています。

既にテレビで多くのユーザーが獲得できている場合、新規ユーザー向けに普通に新着商品やランキングを前面に持ってくるよりも、今いるテレビ視聴者=既存ユーザーに特化したサイト作りが、さらなる売り上げにつながる可能性が高いです。

カタログ通販・・・携帯片手にカタログを見るイメージ
テレビショッピングと同じようにカタログ通販も、「連動」させることがポイントです。例2のサイトのように、カタログ通販のサイトではまず、注文番号の入力をサイトの分かりやすいところに設置することが大事です。カタログを片手にショッピングしているユーザーをイメージして、できるだけ使いやすくすることを考えます。検索や特集は既にカタログを見ているわけですから、その下です。

カタログを持っていない新規ユーザーを取り込みたい場合は、カタログ申込リンクも目立つところにあったほうが良いでしょう。

グルメ・・・おいしそうな画像が命
食品を扱うサイトは、とにかく画像が大事です。どれだけおいしそうな画像を見せるかで、第二階層へ進むかトップページだけで離脱するか、決まるといっても過言ではありません。例えばレストランへ行ってメニューを見て、文字だけのメニューと写真が載っているメニュー、どちらを見てオーダーしたくなりますか?写真のほうについ目が行きますよね。携帯サイトも同じです。例3のサイトのように、トップページにアクセスして最初の画面、スクロールして下まで行かなくてもすぐ見える場所に、おいしそうな画像を載せるようにしてください。

書籍・CD・・・検索が一番上。商品に早くたどり着かせる
書籍やCDなどのサイトに訪れるユーザーは、買いたい商品や商品のジャンルがあらかじめ決まっている場合が多いです。ですので、いかに簡単に検索で商品まで誘導するか。それが重要です。例4のサイトの場合、表示に時間のかかる画像は極力トップページに置かず、すぐに検索ボックスを置いています。カテゴリ一覧や特集はその下。買いたい商品の決まっているユーザーにとっては、検索以外不要でしょう。

いろいろなトップページのパターン

ファッション・・・ターゲットに合ったデザインが重要
ファッションのサイトはトップページのデザインが特に重要です。最も派手なデザインが好まれるのがこのジャンルです。女性向けなのか男性向けなのか、女性だったらギャル系なのかナチュラル系なのか。ターゲットに合わせて背景色やデザインを作りましょう。ユーザーはトップページを見て売っている洋服をイメージするので、ここがダサいとどんなに良い商品を扱っていてもユーザーは次のページに進む気をなくします。ブランドを目立たせることも大事です。例5のサイトように、文字だけでなくロゴを使うと分かりやすくて効果的です。

プラスアルファ、携帯ならではの特典を入れる

ジャンルに合ったサイトであるだけなら、携帯で買わせるにはまだ足りません。携帯で買わせるには、携帯ならではのお得な企画が必要です。「携帯限定セール」「携帯限定送料無料」「携帯限定アイテム」など、PCでも店舗でもなく携帯で買うと得をする企画を最低一つは入れてください。また「会員登録で500円クーポン」「友達紹介で割引」などユーザーが何らかの行動を起こすことによって特典を付けると、ただ安くするよりもサイトとしてプラスになります。こういった特典の情報はメールマガジンを使って告知すると良いでしょう。

以上の施策をうまく行えば、サイト開設時の手ごたえはかなりアップすると思います。



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飯野勝弘プロフィール

飯野勝弘プロフィール

日本IBM㈱にて法人営業後、大手通販会社の通販部門責任者を経て、 ㈱MTI(ジャスダック上場企業)執行役員モバイルコンテンツ事業部長として、公式コンテンツ300サイト以上の立ち上げを経験。現在㈱モバイルコマース代表取締役として、全国の通販企業の携帯サイトコンサルティング業務を行う。
主業務に携帯サイトの設計企画、3キャリアへの公式承認代行(完全成功報酬制)、サイト開発、運営、売上UPコンサルティング、セミナー等 幅広く活動中。毎月4キャリア(ドコモ・KDDI・ソフトバンク・ウイルコム)へ通販企業様の公式サイト提案を行っている。数社のIT企業役員も兼務。


連絡先:東京都世田谷区用賀2-38-14 青木ビル 4階
電話03-3700-5259



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