「こうすれば売れる!携帯サイトの見せ方(5)-マイページ-」タイトル

2008年9月 通販新聞社 月刊「ネット販売」連載記事バックナンバー

携帯電話を「通販ツール」に進化させるプロフェッショナル育成講座 タイトル ビジネス感度を高めで受講のこと

連載◆43時間目
「こうすれば売れる!携帯サイトの見せ方(5)-マイページ-」

皆さんこんにちは、飯野です。これまで数ヶ月にわたって携帯ショッピングサイトのポイントを紹介してきましたが、皆さんのサイトは良くなってきましたか?どんなに好調のサイトでも、改善点は必ずあるはずです。このコーナーで一緒にひとつずつチェックしていきましょう。 今回は「マイページ」についてです。ここでいうマイページとは、住所やメールアドレス、購入履歴やお気に入りなど、ユーザー固有の情報を編集・閲覧できる機能をひとまとめにしたページのことです。このページがうまく作られているかどうかで、サイトの使い勝手が格段に違ってきます。そんなポイントをこれから勉強していきましょう。



マイページに必要な項目とは?

通常のショッピングサイトであれば、マイページには次のような項目を作ってください。
1. ユーザー情報の確認・変更
2. お届け先情報の変更
3. パスワードの変更
4. メールアドレスの変更
5. メールマガジンの設定変更
6. 購入履歴
7. 現在のポイント(ポイント機能がある場合)
上記の項目は必須です。ユーザー情報をサイトで保持する際、ユーザー自身で登録情報が閲覧・変更できることが基本です。ページ構成のコツとして、この1~5の項目は情報登録の際に1ページでまとめられている場合がありますが(住所、生年月日等のユーザー情報とパスワードが一続きの画面になっている等)、マイページで閲覧・変更する場合は、なるべく細かく分けたほうがいいです。細かく分けたほうが、閲覧・変更したい部分に早くたどり着けるからです。特に「4. メールアドレスの変更」「5. メールマガジンの設定変更」などは他の項目よりも変更頻度が高いと考えられるので、別項目で設けたほうが良いでしょう。「6. 購入履歴」は、表示先からリピート注文ができると便利です。そこまでの機能はなくても、履歴は閲覧できるようにしておきましょう。またポイントについては、ユーザーが一番気になるものです。すぐにわかるよう、「7. 現在のポイント」は、マイページの上部に表示するようにしましょう(例(1)(2))。
他に、あると便利な項目として次のようなものがあります。
8. 配送状況の確認
9. ブックマーク(お気に入り)
10. 最近見た商品
「8. 配送状況の確認」は、出荷待ち、発送済み、等のステイタスがわかると便利です。9や10はマイページの外にあってもいいですが、マイページの中にもあるとユーザーが管理しやすいと思います。

個人情報表示の前にパスワード入力を

マイページは個人情報そのものなので、ユーザー認証は必ずかけるようにしてください。最近はサイトに一度ログインすると、ブラウザを閉じても次回アクセスしたときに最初からログイン状態になっているサイトが増えていますが、公式サイトはどのサイトを見ても、マイページの機能を使う際はパスワードの入力が必須になっています。ログインなしで便利に使えるサイトが増えていますが、ここは省略しないようにしてください。IDとパスワードがある場合、IDは自動表示してパスワードのみ入力させてもOKです。

いろいろなマイページ

サイトの内容によって、マイページの項目も工夫が必要です。必須項目プラスアルファの構成で、サイトがぐんと使いやすくなります。

(1)定期購入、セット商品情報の表示
例(1)をご覧ください。こちらは、定期購入とセット商品が前提となっているサイトです。セット内容やお届けサイクル、発送日の変更が全てマイページ上でできるようになっています。また、お届け先がマイページの一階層目にすぐ表示されているので、変更がしやすくなっています。

(2)最新情報の表示
例(2)ではマイページの上部にサイトの最新情報が表示されています。マイページはユーザーが頻繁に訪れるページなので、ここで最新情報を知ってもらえる訳です。ただ、この例では情報が何行にもわたって表示されており、本来のマイページ機能が下に行ってしまっているので、例(1)のように1行リンクで「お知らせ」として重要な情報を表示したほうがシンプルで使いやすいと思います。

(3)検索の表示
検索が充実しているサイトの場合、例(3)のようにマイページからも検索ができるようにすると、購入導線の短縮につながります。

(4)主要コンテンツの表示
例(4)のサイトではマイページの中に、主要コンテンツや商品画像、検索を表示しています。その下に、「ログアウト」「登録解除/退会」といったメニューを置いています。マイページの中にあえて他のコンテンツを置くことによって、ログアウトや退会などの消極的な行動からユーザーを遠ざける造りになっています。これはやりすぎると使いにくいサイトになってしまいますが、多少ならこういった要素を入れるのも効果的でしょう。またこのサイトは、「再入荷待ち」「ブックマーク」「最近見た商品」など細かい機能があるのも特徴です。

携帯ショッピングサイト マイページ画面(例)

まとめ

最後に、これらのマイページ機能は、開発や管理もそれなりに大変です。まだマイページを持っていないサイトは、いろいろな他社サイトを研究した上で、必要な項目を見極めて取り入れてみてください。



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飯野勝弘プロフィール

飯野勝弘プロフィール

日本IBM㈱にて法人営業後、大手通販会社の通販部門責任者を経て、 ㈱MTI(ジャスダック上場企業)執行役員モバイルコンテンツ事業部長として、公式コンテンツ300サイト以上の立ち上げを経験。現在㈱モバイルコマース代表取締役として、全国の通販企業の携帯サイトコンサルティング業務を行う。
主業務に携帯サイトの設計企画、3キャリアへの公式承認代行(完全成功報酬制)、サイト開発、運営、売上UPコンサルティング、セミナー等 幅広く活動中。毎月4キャリア(ドコモ・KDDI・ソフトバンク・ウイルコム)へ通販企業様の公式サイト提案を行っている。数社のIT企業役員も兼務。


連絡先:東京都世田谷区用賀2-38-14 青木ビル 4階
電話03-3700-5259



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