「こうすれば売れる!携帯サイトの見せ方(4)-注文画面-」タイトル

2008年8月 通販新聞社 月刊「ネット販売」連載記事バックナンバー

携帯電話を「通販ツール」に進化させるプロフェッショナル育成講座 タイトル ビジネス感度を高めで受講のこと

連載◆42時間目
「こうすれば売れる!携帯サイトの見せ方(4)-注文画面-」

皆さんこんにちは、飯野です。皆さんはショッピングサイトを日々運営されている、もしくはこれから作ろうとされていると思いますが、実際に携帯でショッピングをしたことはありますか?携帯でショッピングをしたことのある方なら、使いにくくてイライラした経験が一度はあるのではないでしょうか。今回は、そんなイライラのない、使いやすい注文画面を作るポイントを紹介していきます。



会員登録しなくても買えるようにする

まずいちばん使いにくいと感じるのは、会員登録しないと商品が買えないサイト。購入に進もうとすると、「会員登録してください」「ログインしてください」と出てくるサイトです。この時点でユーザーの多くは購入するのがおっくうになってしまいます。せっかく目的の商品を見つけてレジに進もうとしていたのに、非常にもったいないですね。会員登録したユーザーだけに買わせるのは管理上は楽かもしれませんが、コンバージョンが落ちてしまっては意味がありません。会員登録しなくても、最低限の情報入力だけで購入できるようにしましょう。

おすすめは、購入画面の最初で「会員の方」「会員登録して購入する方」「そのまま注文する方」と入り口を分かりやすく表示する方法です(図(1))。図のサイトの場合はさらに、会員登録して購入した場合のメリットも記載されています。これなら、自ら進んで会員登録してくれるユーザーが増えると思います。会員登録済みのユーザーが購入する場合は、ログインした後すぐに支払い方法選択画面(図(3))に進みます。これだと、会員登録時に入力した氏名や住所を、もう一度入力しなくて済みます。同じことを入力させないのは、ショッピングサイトなら当然やるべきサイト構成です。

必須項目であることを明記する

入力項目に文字制限がある場合は必ず、半角なのか全角なので、漢字なのか英数なのか、何文字以上何文字以下なのか、電話番号だったらハイフンはいるのかいらないのか、を明記するようにしましょう。これがないと無駄なエラー入力が多発することになります。

さらに、入力項目それぞれに具体的な記入例を表示させるとベストです(図(2))。氏名だったら「漢字」と書くよりも「鈴木花子」、ふりがなだったら、ひらがなかカタカナなのか書くよりも「すずきはなこ」と書いたほうがユーザーの理解が早いです。例えば「カタカナ」と書くと半角なのか全角なのか考えてしまいますね。それを「スズキハナコ」のように書けば、半角ということが一瞬で理解できます。常にユーザーの視点で考えることが大切です。

チェックボックス、プルダウン、ラジオボタン活用

ショッピングサイト注文画面<良い例>

入力方法には、ボックスの中に入力するものの他に、プルダウンやラジオボタン、チェックボックスがあります。これらをうまく使い分けることが重要です。

まずボックスの上手な使い方を説明します。図(2)のメールアドレス入力ボックスをご覧ください。ここでは、端末のキャリアを判別して自動的にアドレスの@以降を表示させています。これだとユーザーが手入力する手間が少し省けるので親切です。ただし注意が必要なのが、ドコモとKDDIは@以降が1パターンですがソフトバンクは数パターンあるので、そこまで判別できない場合には空欄にするなどの処置が必要です。メールアドレス関連項目の周辺には、ドメイン設定に関する注釈を入れることも忘れずに。

次にチェックボックス。図(2)では、メール配信の希望有無をチェックボックスにし、初期表示で「希望する」にチェックを入れた状態にしています。これだと、希望する、しないの2つのチェックボックスを用意したりラジオボタンの選択式にしたりするよりも、ユーザーの承諾を取れる確率が高くなります。

ラジオボタンとプルダウンはどちらも、複数から1つを選択するときに有効な表示方法ですが、これも良く考えてから使ってください。図(3)のように、数個の選択肢から選ばせる場合にはラジオボタン、図(2)と図(4)のように都道府県や日時など、数個よりも多い選択肢の中から選ばせる場合にはプルダウンが有効です。

場合に応じて表示内容を変える

場合に応じて動的にコンテンツを出し分けすることもユーザビリティーの重要な要素です。例えば図(4)の配送日指定ですが、これはアクセスされた日から計算された、配送可能な日を動的に表示しています。ユーザーに自分で日時を入力されるより確実な方法です。また図(2)の都道府県と市区町村の部分は、前画面で入力された郵便番号に該当するものがあれば、自動的に表示されるようになっています。

以上のように使いやすい画面にするには、何度も自分で使ってみることが大事です。ちょっとしたことでユーザーは離脱します。どこがおっくうに感じるのか、どうすれば使いやすいのか、ユーザーの視点に立ってサイトを作ることを常に心がけてみてください。



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飯野勝弘プロフィール

飯野勝弘プロフィール

日本IBM㈱にて法人営業後、大手通販会社の通販部門責任者を経て、 ㈱MTI(ジャスダック上場企業)執行役員モバイルコンテンツ事業部長として、公式コンテンツ300サイト以上の立ち上げを経験。現在㈱モバイルコマース代表取締役として、全国の通販企業の携帯サイトコンサルティング業務を行う。
主業務に携帯サイトの設計企画、3キャリアへの公式承認代行(完全成功報酬制)、サイト開発、運営、売上UPコンサルティング、セミナー等 幅広く活動中。毎月4キャリア(ドコモ・KDDI・ソフトバンク・ウイルコム)へ通販企業様の公式サイト提案を行っている。数社のIT企業役員も兼務。


連絡先:東京都世田谷区用賀2-38-14 青木ビル 4階
電話03-3700-5259



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