「こうすれば売れる!携帯サイトの見せ方(2)-レコメンド-」タイトル

2008年6月 通販新聞社 月刊「ネット販売」連載記事バックナンバー

携帯電話を「通販ツール」に進化させるプロフェッショナル育成講座 タイトル ビジネス感度を高めで受講のこと

連載◆40時間目
「こうすれば売れる!携帯サイトの見せ方(2)-レコメンド-」

皆さんこんにちは、飯野です。前回に引き続き、“売れる”サイトを作るポイントを紹介していきます。第二回のテーマは「レコメンド」。お客様に商品をおすすめする機能です。レコメンドには大きく分けて2種類あります。一つは、サイト側からユーザーにすすめるもの。「この商品を買った人はこの商品も買っています」といった関連商品への誘導です。もう一つは、ユーザーからユーザーへすすめるもの。商品を使った感想やクチコミの投稿などです。実物を見て買えない通販の世界では、この「レコメンド」が購入決定に大きな影響を及ぼします。携帯サイトではこのレコメンドをどのように表現するのが効果的なのか、一緒に勉強していきましょう。



サイトからユーザーへのレコメンド

サイトからユーザーへ単に商品をおすすめするという意味では、○○特集や○○おすすめコーナーなどもレコメンドに入りますが、最も効果があるのは“商品に関連付けたレコメンド”です。ユーザーが興味を持って今まさに買おうとしている商品の購入ページすぐ下に、関連商品を表示さる方法です(例1)。どんな商品を表示させるかはいくつかパターンがあります。

まず、メインの商品と同じジャンルや同じシリーズの決められた商品を表示するパターン。単に「関連商品」として表示されるものです。例えばメインの商品がジャージの上着だったら、関連商品には同デザインのジャージのパンツやスニーカーを表示させたり、書籍の上巻がメインなら、関連商品には下巻や同じ作家の著作物を表示させるといった方法です。この方法は、あらかじめメイン商品に関連商品を紐付けて表示させれば良いので、システム的にもそれほど難しくありません。

もう一つは、「この商品を買った人はこの商品も買っています」というパターン。ユーザーにとって、他の人がどんな商品を買っているかは気になるところので、まず表現方法として効果的です。ただ実際に「この商品を買った他の人が買った商品」を表示させるのはシステム的に手間がかかりますので、本当に他の人が買ったものを表示させることでレコメンドにつながるかを考えて導入する必要があります。実際に買われたからといって全く関連性の無い商品を表示させても意味がありませんので、その辺りは運用方法の調整が必要です。よくある「このページをチェックした人はこのページも見ています」も同様です。

サイトの内容やユーザーの傾向を把握したうえで、適切なレコメンド表示方法を選ぶことが大切です。

レコメンドしたら必ず購入への導線を!

関連商品を表示させるときは見せ方も重要なポイントです。洋服だったら、サムネイルがあるのがベストです。上に表示されている商品とのコーディネイトを考えたりできるので、テキストだけの場合よりもユーザーが選びやすくなります。ただ画像を入れるとページが重くなり、数を多くすることができないので要検討です。書籍など画像が重要でない商品の場合は画像ではなくテキストリンクのみで良いでしょう。

関連商品の商品名を表示したら、「この商品を追加購入する」などの購入につながるリンクも付けましょう。商品のサイズや数量を選ばないといけませんから当然、即買い物カゴには入れられないわけですが、こういった分かりやすい表現のほうがユーザーに分かりやすく、クリック率が上がります。リンク先はカートではなく商品詳細でも構いません。ユーザーを少しでも購入に近づけることが重要です。お客様に商品をおすすめしたら必ずレジに連れて行きましょう。

ユーザーからユーザーへのレコメンド

サイト⇒ユーザーへレコメンド

実際に商品を購入した他のユーザーの意見は、購入を迷っているユーザーに大きな影響を与えます。これを利用しない手はありません。大手ショッピングモールのPCサイトでは、商品を検索した結果一覧に「感想の件数順」といった並べ替え項目があるくらいですから、価格と同じくらいに購入決定の重要な要素と言えるでしょう。

ユーザーの投稿文を掲載する際は、文章だけでなく★マークなどで分かりやすい評価を表示させましょう。これなら瞬時で判断できるので便利です。(例2)のようにユーザーによるレコメンドが充実しているサイトでは、その投稿を読んだ他のユーザーの「参考になった」という投票機能を付けたり、★マークの平均値を表示させるといった、さらに一歩進んだ機能が付いており、ここまでいくとかなり信頼度が上がります。こうした機能を維持するには、投稿の検閲などの運用面でも相当手間がかかっていると察します。

ユーザー投稿を活性化させるために、なるべく簡単に投稿できるようにすることです。会員登録や面倒な手続きなど無しで投稿できるのが理想です。しかし、そのように誰でも簡単に投稿できるようにする一方では、サイトの品質を保つためにしっかりとした運用体制を作ることが重要です。特に公式サイトでは、公序良俗に反した内容はどのキャリアでも厳しくチェックされますので、不適切な投稿はサイトへ反映されないようにする必要があります。そのため各キャリアでは必ず、人の目による検閲を推奨しています。

まとめ

まだレコメンド機能をつけていないサイトは、今すぐ導入することをおすすめします。運用面などでも大変な面はありますが、サイトの規模が大きくなればなるほど、特にユーザー投稿を利用したレコメンドを活性化させると売上が上がるでしょう。ご自分が商品を選ぶときを考えてみてください。ユーザーの立場になってみると、レコメンドの重要性がより実感できることと思います。



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飯野勝弘プロフィール

飯野勝弘プロフィール

日本IBM㈱にて法人営業後、大手通販会社の通販部門責任者を経て、 ㈱MTI(ジャスダック上場企業)執行役員モバイルコンテンツ事業部長として、公式コンテンツ300サイト以上の立ち上げを経験。現在㈱モバイルコマース代表取締役として、全国の通販企業の携帯サイトコンサルティング業務を行う。
主業務に携帯サイトの設計企画、3キャリアへの公式承認代行(完全成功報酬制)、サイト開発、運営、売上UPコンサルティング、セミナー等 幅広く活動中。毎月4キャリア(ドコモ・KDDI・ソフトバンク・ウイルコム)へ通販企業様の公式サイト提案を行っている。数社のIT企業役員も兼務。


連絡先:東京都世田谷区用賀2-38-14 青木ビル 4階
電話03-3700-5259



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