「こうすれば売れる!携帯サイトの見せ方(1)-特集-」タイトル

2008年5月 通販新聞社 月刊「ネット販売」連載記事バックナンバー

携帯電話を「通販ツール」に進化させるプロフェッショナル育成講座 タイトル ビジネス感度を高めで受講のこと

連載◆39時間目
「こうすれば売れる!携帯サイトの見せ方(1)-特集-」

皆さんこんにちは、飯野です。今月からは、この講座の原点「こうすれば売れる!」という携帯サイトの見せ方を徹底的に紹介していきたいと思います。コマースサイトの必須要素である特集、ランキング、新着、検索・・・などのコーナーに分けて、毎月解説していきます。第1回目は「特集」です。「特集」にはピックアップやセールコーナーを含めて考えることとします。



トップページは見た目が命!

携帯コマースサイトのトップページは見た目が命です。どれだけ目立つようにするか、どれだけストレートに商品の良さを伝えるか。「特集」というのは、数ある商品をわざわざピックアップして特別な売り方をすることですから、他のコーナーよりも目立たせないと意味がありません。スーパーの特売コーナーと一緒です。きれいに並べて、ポップを置いて、装飾をつけて・・・と、まずはお客さんの目にとまるように工夫をする。それが携帯サイトにも必要です。地味な店、暗い店ではお客さんが来ないのと同じように、携帯画面の技術が発展した今日では、地味で簡素なサイトではお客さんは買ってくれません。右のページで、サイトAとサイトBの二つの例をあげてみました。どちらのサイトで買いたくなりますか?一目瞭然ですね。

まず大きな違いとして、サイトAのトップページには画像があります。何を売っているのかが一目でわかりますね。また背景色も付いています。コーナーごとに分けてあるので、カラフルなだけでなく見やすくする配慮もされています。バナーも効果的です。バナーを入れるとそのコーナーのクリック率が高くなります。

画像を入れると重くなるのでは?古い携帯では表示されないのでは?と心配される方もいるかもしれませんが、今時の携帯にそんな心配は無用です。携帯の表示技術は大きく分けて3Gと2Gという世代に分けられ、このような画像や背景色が表示できるのは3G世代になります。そして今や携帯電話契約者の8割が3G世代なのです。その中でさらにショッピングサイトの利用者となると、ほとんどがパケットフリーのユーザーであり、ある程度最新端末を使っていると予測できるので、ほぼ9割以上は3G世代だと考えて良いでしょう。今サイトのターゲットにすべきは、3Gユーザーなのです。3Gユーザーは、画像が多いとか表示に多少時間がかかるといったことには慣れており、特にショッピング系のサイトは、サイトの軽さよりもデザインを重視しています。デザイン重視のサイトで一躍売上を伸ばしたサイトではガールズウォーカーが有名ですが、今はそれが主流となっています。サイトのデザインを作るときは、古い端末は無視してどんどん派手なデザインにしていってください。買いやすさは第2階層以降で追求。トップページはとにかく“見た目”で勝負です。

テキスト表現のポイント

特集やピックアップコーナーのテキストを作るときにはいくつかポイントがあります。

まず、実際に画面に表示される文字の見え方を考慮してテキストを作成することです。画面の1行に並べられる文字数は通常、12文字程です。それに合わせて変なところで改行が入ったりしないように注意して作ることが必要です。改行で失敗しているサイトを今でもよく目にしますが、非常に格好悪いです。そこでデザイン性を落とさないようにしましょう。

色、大きさといったテキストのデザインも重要です。3G世代では文字の大きさが変えられる端末が多いので、それを有効に使いましょう。目立たせたい文字は大きく、カラフルな色で、注釈は小さく、薄い色で・・・などなど、工夫してみてください。大きさを変えることでトップページ全体のデザインにもメリハリが出ます。文字のデザインが上手いサイトはとてもきれいに見えます。一部の文字を点滅させたりテロップ状に流すのも手です。人間の目は動いているものに目が行くので、非常に効果的です。

それと重要なのが、リンクと通常テキストの使い分けです。リンクテキストには商品名やコーナー名を入れることが多いと思いますが、その下には必ず通常テキストで説明文を入れましょう。小さい文字で入れれば場所も取りません。サイトAとサイトBを見比べてみてください。サイトAは説明文が入ることによって非常にわかりやすくなっています。これがあるのとないのでは大違いです。

そして最も頭を使っていただきたいのが、テキストの表現です。まずわかりやすくストレートにすること。「安い」「人気の」といった抽象的な表現だけではNGです。コツとしては、「70%OFF」「1万円引き」「100名様に300円相当が」など、具体的な数字を入れることです。これでクリック率が上がります。それと、友達に話しかけるようなくだけた表現にすること。サイトAはこれを意識して作られていますね。

最後に、プラスアルファとしてSEO対策にも目を向けてみましょう。検索にかかりやすくするために、ブランド名や商品名など、ヒットしそうな言葉を説明文に入れてみてください。最近はここまで意識したサイトが増えてきています。

テキスト表現のポイント

ここまで「特集」についてまとめると次のようになります。
(1) 画像や背景色、バナーで華やかにする。
(2) 文字の改行に注意。
(3) 文字の色、大きさを工夫する。
(4) リンクの下には説明文を入れる。
(5) 文章表現は具体的に。
(6) 主要なワードを入れてSEO対策。

以上、今回は主にトップページで目を引く特集について案内してきました。トップページは見た目、第2階層以降はユーザビリティ重視が基本です。次回もまた、主要コーナーを取り上げて説明していきたいと思います。



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飯野勝弘プロフィール

飯野勝弘プロフィール

日本IBM㈱にて法人営業後、大手通販会社の通販部門責任者を経て、 ㈱MTI(ジャスダック上場企業)執行役員モバイルコンテンツ事業部長として、公式コンテンツ300サイト以上の立ち上げを経験。現在㈱モバイルコマース代表取締役として、全国の通販企業の携帯サイトコンサルティング業務を行う。
主業務に携帯サイトの設計企画、3キャリアへの公式承認代行(完全成功報酬制)、サイト開発、運営、売上UPコンサルティング、セミナー等 幅広く活動中。毎月4キャリア(ドコモ・KDDI・ソフトバンク・ウイルコム)へ通販企業様の公式サイト提案を行っている。数社のIT企業役員も兼務。


連絡先:東京都世田谷区用賀2-38-14 青木ビル 4階
電話03-3700-5259



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