「08年の携帯コマース市場を予測」タイトル

2008年1月 通販新聞社 月刊「ネット販売」連載記事バックナンバー

携帯電話を「通販ツール」に進化させるプロフェッショナル育成講座 タイトル ビジネス感度を高めで受講のこと

連載◆35時間目
「08年の携帯コマース市場を予測」

皆さんこんにちは、飯野です。今回は2007年の携帯コマース業界を振り返り、2008年の動きを予測してみようと思います。



2007年を振り返る
携帯サイトの切り口の広がり

大手通販企業でPCサイトを持っていない企業はほとんどなくなり、さらに携帯サイトを始める企業が増えていることを、2006年よりも2007年はさらに強く感じました。

携帯コマースサイトを立ち上げるにしても、さまざまな切り口でサイトを立ち上げる企業が増えてきました。例えば以前ならば、携帯サイトを立ち上げる主なパターンとして、実店舗やカタログ、PCサイトがあって、次に携帯へ進出する企業が多かったと思います。しかし最近では、雑誌名をサイト名にした完全な雑誌連動型サイト(通販雑誌ではない)や、一時期大量に出てきたポータル型ショッピングサイトではなく、一つのブランドに特化したアパレル系サイトなどが増えてきています。

ターゲットの拡大

雑誌連動型サイトにしてもアパレルサイトにしても、ターゲットがやや低年齢化してきたように感じます。これまでは、携帯コマースサイトを使っているのは30代前半の主婦層が多いと言われてきましたが、それはカタログやテレビ通販のサイトが伸びていたためです。携帯がいくら低年齢化しているといっても、やはり10代や20代は30代に比べ収入が少ないため、ターゲットとしては弱いとされてきました。

しかし、最近の新しいサイトを見ると、10代~20代向けの洋服ブランドや雑誌を意識したサイトが多くなっています。そして必ず「読者モデル」というのが登場します。携帯の小さな画面に載っている商品をよりリアルに伝えるのに読者モデルは有効です。このあたりに敏感なのが女子高生、女子大生です。9月にさいたまスーパーアリーナで開催された「東京ガールズコレクション」で熱狂する女性たちを見ましたか?ワイドショーでも報道していたので、テレビで何度か目にした方も多いと思います。約2万4000人が詰めかけたといいます。ショーの間は誰もステージを見ていません。携帯の画面を見ているのです。こういったユーザーがもっともアクティブなターゲットになってきているといえるでしょう。カタログ通販から携帯サイトを立ち上げた企業でも、メインサイトとは別に、ターゲットの年齢層を低く設定したカタログやサイトを立ち上げる企業が多くなっています。

リッチ化するデザイン

そんな10代、20代の心をつかむにはどうしたらいいのか。それはまずサイトの「見た目」にあります。

「girls shopping」が先陣を切ったといわれる、画像と背景色を多用したトップ画面。まず、これが当たり前になりました。現在の携帯コマースサイトのデザインの傾向には2種類あると思われます。カタログ通販や全国展開リアル店舗系のサイトに多い、シンプルでわかりやすさを重視したデザインと、girls shopping系のデザインを重視した、表示するのに何十秒もかかるデザイン。公式サイトで総合通販やカタログ/テレビ通販のカテゴリにあるサイトはまだ前者のようなサイトが多いですが、ファッション/コスメのカテゴリになると、完全に後者のようなサイトが上位にあります。ファッション/コスメで勝ち残るには、派手なデザインは必須といえます。

しかし、このコーナーでも何度も言ってきましたが、ただ派手にすればいいというわけではありません。カテゴリの上位にいる派手なサイトを見ると、細かいところできちんと使いやすいように工夫がされています。「上へ戻る」ボタンを数箇所につけたり、ページ内リンクやヘッダー、フッターなど至るところに工夫がしてあります。また最近流行りなのがトップページの上部に、タブ状の画像でコーナーごとにリンクさせるデザインです。初め見たときはとても斬新に感じたものですが、今ではいろんなサイトで取り入れられていますね。使いやすいものは浸透するものです。こういったサイトはきっと、デザイナーや開発者が携帯を使いこなせる人たちなのでしょう。PCサイトのついでに携帯も・・・という心構えでは明らかにないですね。

携帯コマースの黎明期から公式カテゴリに名を連ねているいわば「老舗」サイトが、最近、どうも順位を落としているという話をよく耳にします。そこで実際にサイトを見てみると、デザインがオープン当時の4、5年前のままだったりします。こういうサイトが、新しい派手なサイトにユーザーを奪われてしまうのは当然のような気がします。

3Gユーザーの急増

そんな10代、20代の心をつかむにはどうしたらいいのか。それはまずサイトの「見た目」にあります。

「girls shopping」が先陣を切ったといわれる、画像と背景色を多用したトップ画面。まず、これが当たり前になりました。現在の携帯コマースサイトのデザインの傾向には2種類あると思われます。カタログ通販や全国展開リアル店舗系のサイトに多い、シンプルでわかりやすさを重視したデザインと、girls shopping系のデザインを重視した、表示するのに何十秒もかかるデザイン。公式サイトで総合通販やカタログ/テレビ通販のカテゴリにあるサイトはまだ前者のようなサイトが多いですが、ファッション/コスメのカテゴリになると、完全に後者のようなサイトが上位にあります。ファッション/コスメで勝ち残るには、派手なデザインは必須といえます。

しかし、このコーナーでも何度も言ってきましたが、ただ派手にすればいいというわけではありません。カテゴリの上位にいる派手なサイトを見ると、細かいところできちんと使いやすいように工夫がされています。「上へ戻る」ボタンを数箇所につけたり、ページ内リンクやヘッダー、フッターなど至るところに工夫がしてあります。また最近流行りなのがトップページの上部に、タブ状の画像でコーナーごとにリンクさせるデザインです。初め見たときはとても斬新に感じたものですが、今ではいろんなサイトで取り入れられていますね。使いやすいものは浸透するものです。こういったサイトはきっと、デザイナーや開発者が携帯を使いこなせる人たちなのでしょう。PCサイトのついでに携帯も・・・という心構えでは明らかにないですね。

携帯コマースの黎明期から公式カテゴリに名を連ねているいわば「老舗」サイトが、最近、どうも順位を落としているという話をよく耳にします。そこで実際にサイトを見てみると、デザインがオープン当時の4、5年前のままだったりします。こういうサイトが、新しい派手なサイトにユーザーを奪われてしまうのは当然のような気がします。

2008年はこうなる!
動画でショッピング

2007年12月に発売された「ケータイ白書2008」(インプレスR&D)によると、2007年9月時点で3090万件、全体の30%を超えるパケット定額利用者は今後も増加を続け、2009年3月には5000万件を超え、契約数の50%に達すると予測しています。これは携帯コマース企業にとっては大きな追い風となります。

これを受けてまず2008年に増えると予測するのが、動画を使ったコンテンツです。携帯上で映画の予告編の動画を視聴させて、そのDVDの購入ページへ誘導するといった仕組みなど。例えばドコモではキャリアポータルの中に「Watch→Buy」といったコーナーを設けるなど、キャリアでも3Gと定額制の普及を後押しするコンテンツを前面に出しています。今後はますます、動画を使ったショッピングのジャンルが増え、生活に密着した使い方ができるサイトが伸びていくでしょう。



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飯野勝弘プロフィール

飯野勝弘プロフィール

日本IBM㈱にて法人営業後、大手通販会社の通販部門責任者を経て、 ㈱MTI(ジャスダック上場企業)執行役員モバイルコンテンツ事業部長として、公式コンテンツ300サイト以上の立ち上げを経験。現在㈱モバイルコマース代表取締役として、全国の通販企業の携帯サイトコンサルティング業務を行う。
主業務に携帯サイトの設計企画、3キャリアへの公式承認代行(完全成功報酬制)、サイト開発、運営、売上UPコンサルティング、セミナー等 幅広く活動中。毎月4キャリア(ドコモ・KDDI・ソフトバンク・ウイルコム)へ通販企業様の公式サイト提案を行っている。数社のIT企業役員も兼務。


連絡先:東京都世田谷区用賀2-38-14 青木ビル 4階
電話03-3700-5259



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