「携帯電話広告~キャリア別広告(1)」タイトル

2006年3月 通販新聞社 月刊「ネット販売」連載記事バックナンバー

携帯電話を「通販ツール」に進化させるプロフェッショナル育成講座 タイトル ビジネス感度を高めで受講のこと

連載◆13時間目
「携帯電話広告~キャリア別広告(1)」

皆さんこんにちは、飯野です。この連載も2年目に突入しました。改めて宜しくお願い致します。これからの1年は各企業がこぞって携帯コマースに進出されてくると思われますので私も勉強の日々です。前回は携帯広告の概要をお話しましたので、今回から「キャリア別広告」の勉強に入りましょう。本号では特にドコモ公式サイト内での広告を中心に勉強していきます。非公式サイトを運用している企業様にも分かりやすいように説明していきます。情報提供は携帯広告業界大手・オプトの生川(いくがわ)氏にお願いしました。



ドコモの公式サイト広告について

ドコモの公式サイト広告は前回お話した通り、D2Cが卸元となり、各代理店に販売しています。その広告商品は多種あるのですが、大きく5つくらいに分かれます。

(1)「メッセージF(フリー)」

広告主が伝えたい各種情報(キャンペーン案内、新製品発売、お買い得情報等)をあらかじめ受信設定をしているユーザーに対して、受信料無料で届けるプッシュ型の全文広告です。携帯ユーザーにリーチできる数では日本一で現在約850万人の登録者がいます。

図1:メッセージF 広告掲載イメージ

年齢、性別、地域などをセグメントしてメールを打つことが可能で、また配信時間も決められます。

配信運営はドコモなのでユーザーは安心して広告を受信でき、しかも受信料は無料のため、受信者数と開封率はダントツです。その代わり1通10円~30円と配信料金はそれなりに“覚悟”が必要です。

最近では画像付きメールも送れるようになり、ますますヒット率が高くなっているようです。なんと約3割が配信後1時間以内に開封しているというクイックレスポンスというのも特徴です。


(2)「とくするメニュー」

図2:とくするメニュー掲載イメージ

その名の通り、ユーザーが「得する」情報を掲載できる枠となります。キャンペーンやサンプル無料配布などの告知が非常に有効です。現在このサイトTOP画面は135万PV/週となっています。


(3)「Gガイドモバイル」

図3:Gガイドモバイル広告掲載イメージ

テレビ番組表を携帯電話にiアプリで無料提供し、テレビやビデオリモコンにも使え、いつでもどこでもチェック可能なテレビ番組表に「広告」を配信するサービスで、現在D2Cの広告商品の中で「NO.1のレスポンス」です。4月以降はエントリー制になります(長期半年間の「枠予約」をしている企業も多数あり)。

ピクチャーバナーも大きいため、クリック率も非常に高く、またクリックの質も高いのが特徴です。これが意味することは、ユーザーがGガイドモバイルを見る際、広告をじっくり読んでいる傾向があるということです。必然的に広告主のコンバージョンレートも上がっています。

オプトの「広告効果測定ツール」を使うと広告の費用対効果が数値で表れます。今までオプトの多数のクライアントが、これを使って測定した結果、このGガイドモバイルは他の広告商品よりダントツで高い効果があるこというデータが出ました。現在Gガイドモバイルを約500万人のユーザーが登録しており、日々急増中です。

下図の通り、(1)噴出しのテキスト60文字と(2)画像広告の2箇所掲載が可能です。


図4:週刊iガイド内広告掲載イメージ

(4)「週刊iガイド」

これはドコモiメニューの2番目の項目になり、公式化になったときのIPや企業が利用することで有名です。よってショッピングサイト企業は比較的少なく、着うたやゲームなどの有料課金サイト企業が会員数獲得のために使っているケースが多いです。月曜~翌月曜の1週間掲載で、複数ローテーションまたは1社独占もあります。


図5:とくする通販広告掲載イメージ

(5)「とくする通販」

昨年末から登場した新広告です。媒体EC事業者向けに特化した広告商品で、公式サイトだけでなく、一般(勝手)サイトの通販業者も掲載可能です。

月5万円からと料金は非常にリーズナブルに設定されているのも特徴です。

ただし、やはりブランドをもっている企業の方がレスポンスがいいそうです。業種によって違いますので、まずはオプトのような代理店にアドバイスをもらう方が得策です。

広告を出すときのアドバイス2点

広告を打つときに是非気をつけたいことをアドバイスします。あまり携帯広告を使わない企業が陥る点ですので、要注意です。

図4:オプト メディア本部 モバイル&クロスメディア部 アカウントエグゼクティブ 生川友哉氏

一、広告は月初を狙え!

定額制が普及してきたとはいえ、まだ全国の2人に1人はパケット従量契約である。ユーザーは月末になればなるほどパケット代が気になってくる。よって月末に近いほど広告メニューを押すことは控えることになり、アクセス率は悪くなる。

広告代理店でも携帯広告が埋まっていくのは月初からと相場が決まっている。

最近はそれを逆手にとって定額制のユーザー狙いで月末の競争相手がいないところに、目立つ広告をうち、アクセスを稼いでいる企業もいる。


二、初取引の場合は多くの広告が半額になる!

もし広告出稿が初めての企業であれば、ほとんどのD2C広告商品が半額くらいになるので覚えておくこと。これはテストマーケティング的な意味合いで使っていただくように代理店側の設定となっている。商品によっては異なるものもある。

次回はKDDIの広告について中心にお話します。


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飯野勝弘プロフィール

飯野勝弘プロフィール

日本IBM㈱にて法人営業後、大手通販会社の通販部門責任者を経て、 ㈱MTI(ジャスダック上場企業)執行役員モバイルコンテンツ事業部長として、公式コンテンツ300サイト以上の立ち上げを経験。現在㈱モバイルコマース代表取締役として、全国の通販企業の携帯サイトコンサルティング業務を行う。
主業務に携帯サイトの設計企画、3キャリアへの公式承認代行(完全成功報酬制)、サイト開発、運営、売上UPコンサルティング、セミナー等 幅広く活動中。毎月4キャリア(ドコモ・KDDI・ソフトバンク・ウイルコム)へ通販企業様の公式サイト提案を行っている。数社のIT企業役員も兼務。


連絡先:東京都世田谷区用賀2-38-14 青木ビル 4階
電話03-3700-5259



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