「担当者に聞く、好調「au」の攻略法」タイトル

2005年7月 通販新聞社 月刊「ネット販売」連載記事バックナンバー

携帯電話を「通販ツール」に進化させるプロフェッショナル育成講座 タイトル ビジネス感度を高めで受講のこと

連載◆05時間目
「担当者に聞く、好調「au」の攻略法」

最近、モバイル通販が大変脚光を浴びてきております。通販企業のモバイルへの取り組みや新規のモバイル運営企業はもちろん、各キャリアも通販関連のコンテンツへの取り組みを強化してきています。
今後もこうした流れは続くはずです。

そこで今回は、キャリア独自で物販に乗り出すなど通販関連コンテンツに特に注力しているKDDI(「au」)に取材をしてきました。ECビジネス部の勝木朋彦課長にご登場いただき、ショッピングサイトの申請方法から事業内容までお話いただきました。是非、参考にして下さい。



まだまだ携帯サイトは難しい!

さて、その前にモバイル通販で最近面白い報告がありましたので、こちらをご紹介させていただきます。
先日、某キャリアが携帯ユーザーアンケートを行いました。そこで男性は仮想モール「楽天市場」の携帯版を利用するときに「楽天をやる」または「楽天を使う」などと表現するのに対し、女性は「楽天を覚える」と言った人が多数を占めたそうです。
この違い、分かりますか?
まず分かるのが、女性はまだまだ携帯のサイトを楽に使ってはいないようだということです。携帯業界のコンテンツプロバイダーや通販企業の担当者の落とし穴が、ここにあります。
それは、「携帯はまだまだ難しい!!」ということです。
モバイル通販サイトを何の予備知識もなしに、サクサク利用できる人はほんの一部の人間だということを知って下さい。逆に言えば、これらのユーザーが楽に使えるサイトがあれば、どんどん市場が大きくなるということです。
携帯画面を視覚で捉えてからPUSHするまでの時間はコンマ数秒と言われています。まさに直感で判断しているというわけです。
携帯画面は小さいため、PCの文化で育った担当者たちはそのサイト構築に大変悩まれるそうです。情報をトコトン入れて、漏れのないようにと考えるからです。
ところが、携帯の文化から入った担当者は視覚で判断し(好きか嫌いか)、デザイン構築していくため、自分の必要(好きな)な情報だけを入れていき、あとは全体の見た目を重視します。そして完成したサイトは、非常にシンプルで、非常に分かりやすく、“直線的”になります。
つまり、我々が考えているほど世の中の人々は携帯リテラシーが高くはないということです。前述のアンケート調査を見る限り、我々はもっともっとシンプルに画面構成を考える必要がありそうです。


では今回は前回の広告という観点から少し外れて、「au」端末が2,000万台を突破するなどキャリアとして勢いのあるKDDIのショッピングサイトについて勉強していこうと思います。

KDDI株式会社 コンテンツ・メディア事業本部 ECビジネス部 ビジネス開発グループ 課長 勝木朋彦氏

KDDI株式会社
コンテンツ・メディア事業本部
ECビジネス部
ビジネス開発グループ 課長
勝木朋彦氏

PCが定額制になってコマース市場が伸びたように、我々もモバイルにおいていち早く定額制を押し出してまいりました。平行してコマース分野にはここ1~2年ずいぶんと人と資金を投入してきました。おかげ様でご利用いただくお客様数は順調に伸びてきています。

KDDI公式ルール

まず公式サイト掲載希望の企業様は、KDDIのホームページ(HP)からエントリーキットを入手していただきます。すべてウェブ上での申請となります。
もう少し詳細にご説明すると、
(1) エントリーキットからの申請
(2) 企画書を作成する。
(3) 企画審査(ガイドラインに順守)
(4) 約30日後に結果お知らせ。
(5) 開発
(6) 端末テスト
(7) サイトスタート
――以上のような流れになります。

企画審査について

企画審査については、オープン化を推奨しているKDDIとしては、ガイドラインに違反しない限り「承認」しています。既存サイトと類似した内容でも、問題ありません。 各店舗様それぞれに、商品の見せ方等に関して、独自のアイデアで相違工夫されており、企業努力を尊重したいと考えています。また、公式になってライバルサイトと切磋琢磨していただくことで、結果的にはサイト内容が充実し、お客様の満足度向上につながると考えるためです。

「auでオカイモノ」について

また、「auでオカイモノ」というKDDI独自メニュー(公式サイトとは別の申請が必要)があります。これはショッピングに特化したコーナーで、KDDIの1つのメディアとして運営していますので、是非利用いただきたいと思っています。現在約300サイトが運営されています。
このメニューは出店料をいただく有償サービスになりますが、個別に営業担当者がつき、コンサルティングさせていただきながら、サイトのメニュー掲載をお手伝いさせていただきます。まずはご連絡ください。コンサルティングの内容としては「申請の方法」「サイト構築の方法」「サイトをスタートしてから収益を向上するための方法」等です。

「まとめてau支払い」について

次に「まとめてau支払い」という回収代行サービスをご説明します。
毎月、「au」をご利用いただいている方への弊社請求書において、「au」が提供するショッピングサービスのご利用代金についてもまとめてお支払いしていただけるというサービスです。

「auでオカイモノ」「まとめてau支払い」

このサービスのご利用メリットは大きく2点あります。

(1) お客様が商品を購入する際、クレジットカード(カード番号)が不要となる
(2) 通常のデジタルコンテンツ課金と同じ使い方で商品を購入できるため、お客様には慣れ親しんでいる文化になりうるということ
現在、特に若年層をターゲットに物販を展開されている企業は大きな集客効果を上げられています。
KDDIで始めた物販サービス「au Books」と「au Records」では、いずれも7割~8割のお客様が「まとめてau支払い」を利用されています。利用金額の上限設定はあるものの、大変使いやすいという評価をされています。

アフェリエイトサービスについて

このサービスをご利用いただくと、最初の2ヶ月間メニュー掲載位置が上位になります。
これにより非常に売り上げを伸ばしている企業様が多数いらっしゃいます。
弊社としても売り上げが上がるため、サイト企業様とWIN-WINの関係が出来上がります。
最後にサイトで売り上げを上げていくコツは、いつも弊社営業員とコミュニケーションをとっていただくことに尽きます!(笑)実際にそういう店舗さんが売り上げを伸ばされています。
モバイル通販で売り上げを伸ばしたいとお考えの企業は、まず、我々にご相談いただけると嬉しいです。(談)

<連絡先>
コンテンツ・メディア事業本部
ECビジネス部
マーケティングセールスグループ
メールアドレス:ec-ms@kddi.com
電話番号:03-3560-9534



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飯野勝弘プロフィール

飯野勝弘プロフィール

日本IBM㈱にて法人営業後、大手通販会社の通販部門責任者を経て、 ㈱MTI(ジャスダック上場企業)執行役員モバイルコンテンツ事業部長として、公式コンテンツ300サイト以上の立ち上げを経験。現在㈱モバイルコマース代表取締役として、全国の通販企業の携帯サイトコンサルティング業務を行う。
主業務に携帯サイトの設計企画、3キャリアへの公式承認代行(完全成功報酬制)、サイト開発、運営、売上UPコンサルティング、セミナー等 幅広く活動中。毎月4キャリア(ドコモ・KDDI・ソフトバンク・ウイルコム)へ通販企業様の公式サイト提案を行っている。数社のIT企業役員も兼務。


連絡先:東京都世田谷区用賀2-38-14 青木ビル 4階
電話03-3700-5259



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